小中高校生のための公開リハーサル(7月6日)に来てださり、ありがとうございました。
みなさんからの質問にお答えします!
【指揮者について】
・指揮者はなぜ最後に出てくるのですか?(小学校高学年)
→演奏者(音を出す方々)の音を合わせて(チューニングをする)、気持ちも一つに準備をする時間が必要なので、指揮者は最後に出るのです!(神奈川フィルスタッフ)
・副指揮者は何をするんですか?(小学校低学年)
→今日リハーサルの前にお話をしてくれた小林さんのように、客席で指揮者にはわからない音のバランスを聴き、奏者にアドバイスをします。また実際にオーケストラを指揮する場合もあります。(神奈川フィルスタッフ)
【コンサートマスターについて】
・石田さんの個性的な服はオーダーメイドですか?どうしてあんな個性的になられたのか興味があります。(大人)
→現在は京都に本社があるSou Sou という、和装を基本にして新しい服をデザインしているブランドをよく着ているそうです。彼は真摯に音楽に向かい合っていますが、服装や髪型など、夢を与えたり、個性的であることも大事と考えていますよ。(神奈川フィルスタッフ)
・性格はどんな方ですか?怖い人ではないでしょうか。笑(大人)
→全く怖くないのです。優しいですし、個性的な方は近づきにくいと思われますが、音を聴けば彼の優しさが皆わかります。(神奈川フィルスタッフ)
【オーケストラについて】
・本番当日はどのような練習をしますか?(中学生)
→個人で、自分のペースで音を出してウォームアップします。野球の大谷選手のように、毎日のルーティンがある方が多いですよ。それから公演に向けてペースを考えながら今日のような直前練習をします。(神奈川フィルスタッフ)
・緊張しますか?緊張しない何かよいアドバイスはありますか。(中学生)
→緊張とは恐怖心です!誰にも負けない、必ず勝つという確信をくれるのは、積み上げた練習のみです。そのために、団員も皆、コツコツと時間をかけてたくさん練習をします。(神奈川フィルスタッフ)
・合同の練習はどのくらいの頻度で行いますか?(大人)
→私たちは1年に200回以上の公演があります。4人〜100人以上で演奏しますが、必ず1公演に1リハーサルはやりますので、忙しい季節は毎日のようにリハーサルがあると言ってもいいかもしれません。(神奈川フィルスタッフ)
・演奏していて楽しく感じる曲はありますか?(小学校低学年)
→皆自分の好きな曲や、思い入れのある作品はあるのですが、知らない曲、未体験の曲もどんどん演奏していきます。次第に好きになったり、歳を重ねてから好きになったりする曲、楽しくなる曲も多いのですよ。(神奈川フィルスタッフ)
・演奏する曲はどのように決めるのですか?(小学校高学年)
→その時聴くお客様はどういう方々か、大人?子ども?クラシック好き?初めて!?などを考えながら、その方々が望むような曲、楽しめる曲を考えていきます。(神奈川フィルスタッフ)
・どんな気持ちで演奏していますか?(小学校低学年)
→誰にでも毎日の生活ではいろいろなことがありますが、演奏家は、楽器を持つ時は音楽に集中して、その曲を創った作曲家のことを考えて、また周りの演奏家のことも考えながらいい演奏をすることだけを目指しています。(神奈川フィルスタッフ)
・給料は楽器ごとに違いますか?公演ごとに給料が支払われるのでしょうか?(大人)
→大人の質問ですね!私たちはプロの公益財団法人の組織ですので給料制です。年齢などにより給料に差はありますが、給料に対する考え方は一般の会社と同じです。(神奈川フィルスタッフ)
・オーケストラの人は演奏が仕事なんですか?ほかの仕事もしているんですか?(小学校低学年)
→私たちは、オーケストラで演奏することが毎日の仕事です。プロのオーケストラと言う意味ですね。でも一人でのソロの演奏会や、他の方々との演奏もいろいろ行なって活動を広げています。(神奈川フィルスタッフ)
【神奈川フィルについて】
・1年に何回ぐらい演奏会やコンサートがありますか?(小学校低学年)
→私たちは年間に200回以上公演があります。神奈川県や東京都以外の地域や、会社から依頼された演奏会など、一般には知られていない演奏会も多く、数人で演奏する室内楽の演奏会も多いので、200回以上になります。(神奈川フィルスタッフ)
・誰が神奈川フィルを立ち上げたのですか?(小学校高学年)
→いい質問です!!53年前に、神奈川にはまだ無かったプロの演奏家による団体を作ろう、と立ち上がった数人の演奏家が始まりです。数年でオーケストラの形になり、活動が盛んになって現在に続きます。(神奈川フィルスタッフ)
【リハーサルについて】
・リハーサルの時、「350からやろう」などと言っていたけれど、「350」とは小節番号ですか?(中学生)
→練習に便利なように、小節には通し番号が付いています。それとは別に、もっと便利なように、メロディーの区切りなどに、A,Bとアルファベットで書いてあるものや、その場所に①、②など、わかりやすく書いてある曲もあります。(神奈川フィルスタッフ)
【楽器について】
・コントラバスって子どもでも弾けるんですか?(小学校高学年)
→弾けますよ!体の小さなプロの演奏家も多いのです。楽器の大きさと背の高さや体の大きさは関係はなく、2mの身長のヴァイオリン奏者も海外にはいます。(神奈川フィルスタッフ)
【音楽堂について】
・音楽堂を立ち上げるのに何年かかったのですか?(小学校高学年)
→今から73年前の1951年、「音楽ホールを作ってほしい」というたくさんの人の願いが、当時の神奈川県知事のもとへ届いていました。1952年には、「どんな建物にするといいか」を考える会議が開かれ、1953年4月がつから、音楽堂を建てる工事が始まりました。工事は1年3か月をかけて、1954年の7月がつに終わり、同じ年の11月4日に開館しました。ですので、音楽堂が立ち上がるまでには、少なくとも3年はかかっています。
・リニューアルオープンはあったのですか?(小学校高学年)
→音楽堂は70年前に建てられたホールなので、これまでに何度も工事をしています。特に大きい工事は2008年と2018年の2回です。
2008年の工事は半年かかりました。この時は地震で倒れないように建物を強くする工事などをしました。そして、2018年の工事は1年かかりました。この時は電気や空調などの設備と、舞台や客席などの痛んでいる所を直しました。2回目の工事が終わった2019年は、音楽堂が開館して65年目の年だったので、そのお祝いをかねてリニューアルオープンしました。(音楽堂スタッフ)
・どのくらいの広さですか?(小学校低学年)
→皆さんにリハーサルを聴いていただいたホールの客席は全部で1054席あります。そして舞台から一番後ろの客席までは約31mです。舞台は、幅が約19m、奥行きが約8mあります。舞台客席を合わせると、25mプールよりも大きいんですね!(音楽堂スタッフ)
・世界で初めての音楽堂(ホール)は何年にできたのですか?(小学校高学年)
→教会での演奏から、演奏会会場(ホール)と言う場所に移ってから世界一古いオーケストラは、ドイツのゲヴァントハウス管弦楽団と言われていますが、世界で初めてのホールは……、きっと正確にはわからないかもしれません。(神奈川フィルスタッフ)
【感想】
・石田さんの演奏を8年越しに聴けて感無量でした。(大人)
→彼はこれからも聴方を魅了する演奏を続け、もっと素晴らしい音楽家になると思います。一緒に応援をしてください!!(神奈川フィルスタッフ)
たくさんの質問をありがとうございました。
つぎは来年の1月11日!
ホールでまっています♪おたのしみに!