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主催事業情報 2024/2/27 2024年2月10日開催「子どものための公開リハーサル」の質問にお答えします!

子どものための公開リハーサル(2月10日)にてださり、ありがとうございました。

みなさんからの質問しつもんにお答えします!

 

指揮者しきしゃについて】
・なんで指揮者になろうとおもったのですか?(7さい
 →私は指揮者のほかにピアノの演奏えんそう作曲さっきょくをしています。
最初さいしょはピアノと作曲の練習れんしゅうおおかったのですが、これは1人でやることがとても多い。指揮者はみんなと音楽おんがくをすることができるので、指揮者になりました。(沼尻ぬまじり音楽監督かんとく
 

・指揮者がオーケストラをまとめるときなに大切たいせつにしているのですか?(10才)
 →オーケストラの演奏者えんそうしゃあいすること、リズムをきざむのではなく音楽を表現ひょうげんするために指揮者がいる、ということをしんじること。(ふく指揮者・小林雄太ゆうた
 

・指揮者は1人ひとりではなく2人ふたりいてもいいのかどうかがりたいです。(9才)
 →すごくたまに、1つのコンサートに指揮者が2人いる、ということがあります。ただ、その場合ばあいも「1きょくを2人の指揮者が同時どうじに指揮をする」ということはほとんどありません。たとえば学校の授業じゅぎょう黒板こくばんまえに2人の先生がいて、二人がちがうことを同時どうじにしゃべったら、どっちの言うことを聞いたらいいのか、からなくなってしまいますよね。(神奈川かながわフィルスタッフ)
 

・指揮者がもつ指揮ぼうなにでできていますか?(7才)
 →白しろい部分ぶぶん木材もくざいやプラスチックなどでできています。部分はコルクや木材でできています。指揮者によって、指揮棒の長さやおもさのこのみがあり、きょくによって何種類なんしゅるいも指揮棒を使つかけるかたもいらっしゃいますよ!(神奈川フィルスタッフ)
 

・指揮者のけはどうめるのですか?(12才)
 →音楽のテンポや拍子ひょうし手振てぶりでしめすことは重要じゅうようですが、「どのような音楽をどうやってつたえるか」ということが一番大事いちばんだいじです。同じ曲でも、指揮者によってまったちがう振り方をしていますので、ぜひ観察かんさつしてみてください。(神奈川フィルスタッフ)
 

・指揮者から最初さいしょ会場かいじょう規模きぼと演奏者の人数についての説明せつめいがありましたが、たとえばまったく同じ曲をみなとみらいホールで演奏えんそうする時ときと神奈川かながわ県立けんりつ音楽堂おんがくどうで演奏するときでは、指揮の振り方(強弱きょうじゃく)などはわるのでしょうか?演奏者のき方も会場のひろさや音のひびき方で変えたりするものなのでしょうか?(大人)
 →はい、そのとおりです。指揮の仕方しかたも演奏の仕方も環境かんきょうによって変えています。
 演奏者は自分じぶん楽器がっきがよくるように、かつ、ほかの演奏者とわせられる音を出すことを意識いしきします。指揮者は、会場の響きのながさなどによって音楽のテンポなどを変えることがあります。(神奈川フィルスタッフ)
 

【コンサートマスターについて】
・石田さんのサングラスは伊達だてメガネなのでしょうか?(大人)
 →伊達ではない、と思います。(神奈川フィルスタッフ)


【オーケストラについて】
・神奈川フィルハーモニー管弦楽団かんげんがくだんの人数は何人ですか?(10才)
 →やく70名の演奏メンバーがいます。(神奈川フィルスタッフ)
 

・一番最初さいしょ(1970年)に演奏した曲は何ですか?(9才)
 →大木孝雄たかおさんの指揮で、グリンカの歌劇かげき「ルスランとリュドミラ」序曲じょきょく、ペルゴレージの「スターバト・マーテル」、モーツァルトの「交響曲こうきょうきょくだい40ばん」を演奏えんそうしました。
 会場かいじょうは神奈川県立音楽堂となりの、神奈川県立青少年せいしょうねんセンターでした。(神奈川フィルスタッフ)
 

・指揮者は毎回まいかい変わっていますか?(6才)
→毎回変わります。演奏会を企画きかくするたびに「今回の指揮者はどの方におねがいしようか」と頭をひねっています。指揮者やソリストとして出演しゅつえんする方は、オーケストラには所属しょぞくせず音楽事務所じむしょに所属されている方がほとんどなので、事務所をつうじて出演依頼いらいをします。(神奈川フィルスタッフ)
 

・一番人数が多い時は何人で何の曲を演奏する時ですか?(8才)
 →オーケストラだけであれば、約150人で演奏をしたことがあります。合唱がっしょうが入ると、10,000人をえることもあります。。。!(神奈川フィルスタッフ)
 

・演奏者の年齢ねんれいは何歳さいから何歳までの方がいますか?(大人)
 →神奈川フィルでは20だいから60代まではば広い年齢の演奏者がいます。(神奈川フィルスタッフ)
 

・楽器は全部で何あるんですか?(7才)
 →2月10日のコンサートは47人の演奏者がいましたので、舞台上には47個+αの楽器がっきがありました。「種類しゅるい」ということであれば、オーケストラで使用する楽器は40種類以上あるかもしれません。(神奈川フィルスタッフ)
 

・神奈川フィルハーモニー管弦楽団にはどのようにして入るのですか?(10才)
 →一般的いっぱんてきな会社のように「新卒採用しんそつさいよう(まわりの大人の人に聞いてみてね)」はありません。パートごとに決きめられた定員ていいんに「欠員けついん」が出たとき、はじめて “オーディション”がおこなわれます。オーディションとは、自分の演奏をオーケストラのメンバーの前で演奏をしてその実力じつりょくみとめてもらう会です。多いときにはオーディションに100人以上の応募おうぼがあり、その中で自分の演奏を「い」と認めてもらう必要ひつようがあるため、の中に演奏家はたくさんいますが、その中でもオーケストラの団員だんいんになれる人は少ないです。(神奈川フィルスタッフ)
 

・オーケストラに入りたいです。どんな楽器が入りやすいですか?(10代)
 →先程さきほど質問しつもんのお答えどおり、オーディションのきびしさは楽器によって変わらないので、入りやすい楽器というのはありません。楽器を演奏している人数によってライバルが多い少ない、ということはあるかもしれません。(神奈川フィルスタッフ)
 

・大人数での活動かつどうですが、コミュニケーションのり方などでの工夫くふうや気を付つけていることはありますか?(大人)
 →演奏のプレッシャーに日々さらされていますが、その緊張感きんちょうかんなどをほかの方に伝えないよう、演奏の場や休憩きゅうけい時間をあかるい時間にするため、ちゃんと挨拶あいさつをして、仲間なかま元気げんきになるような言葉ことばをかけ、よくわらうなど、円滑えんかつなコミュニケーションを心がけています。(神奈川フィルスタッフ)
 

・とても素晴すばらしい演奏ありがとうございます。
 指揮者のうでの振りと音楽の抑揚よくようが違うとかんじる部分ぶぶんがあったのですが、どのように調和ちょうわさせているのか知りたいです。指揮者が小さく振っているのにクライマックスだったり・・・(大人)
 →おめいただきありがとうございます。指揮者のアプローチは人それぞれで、リハーサルと本番ほんばんでもアプローチが変わります。沼尻音楽監督のリハーサルは曲の本質ほんしつ表現ひょうげんするための細部さいぶ確認かくにん重視じゅうししつつ、大きな音楽のながれはけっしてみださない、ということを追求ついきゅうされているように思います。指揮者とオーケストラは主従しゅじゅう関係かんけいにあるわけではないので、沼尻監督のような充実じゅうじつしたリハーサルをかさねると、本番にけてオーケストラの積極的せっきょくてき表現ひょうげんき出され、指揮者がより良い演奏のために様々さまざまなアプローチを変えても、(もしかしたら、腕の振りを小さくしても)、オーケストラは良い演奏をすることができるのです。(神奈川フィルスタッフ)
 

・どうやって石田さんと大江おおえさんの公演こうえんを分けているのですか?(大人)
 →お二人とも、神奈川フィルのコンサートマスター以外いがいの仕事もたくさんされているので、演奏会の時期じきや指揮者、曲などを見てよーく相談そうだんして、担当たんとうする公演を決めています。(神奈川フィルスタッフ)
 

【楽器演奏について】
・どうしてこんないろんな音が出るのかな?(8才)
・なぜあんなに大きく強弱きょうじゃくを変えられるんですか?(8才)
 →毎日、楽器の演奏の練習れんしゅうをたくさんしたからです!(神奈川フィルスタッフ)
 

・毎日どれくらい練習しているんですか。(8才)
→人それぞれですが、1日に1時間から6時間くらいの間です。10時間という方もいます!(神奈川フィルスタッフ)
 

・ホルンの中に入れている手はどうなっていますか?(8才)
 →手をひらいたりじたりして、音色のこまかいニュアンスを調整ちょうせいしています。(神奈川フィルスタッフ)

 

・なんであんなに音が響くんですか?(6才)
→神奈川県立音楽堂は音が良く響く、素敵すてきなホールでしたね。ホールが持つ響きの特徴とくちょうとオーケストラの演奏の響きがマッチすると、今回こんかいのようにキレイに音が響くんですね。(神奈川フィルスタッフ)

 

・ヴァイオリンの方はいつからならわれていますか?むすめがピアノをやっていて小4です。まだに合いますか?(大人)
 →ヴァイオリンは、3歳や4歳くらいから始められる方が多いようです。しかし、中学生から始めてプロとして活躍かつやくされている方もいるので、御本人ごほんにん努力どりょく次第しだいと思います!(神奈川フィルスタッフ)

 

金管きんかん楽器の方への質問しつもんです。私は吹奏楽部すいそうがくぶでホルンをいています。どうしても高い音でロングトーンをすると不安定ふあんていになってしまうのですが、どうしたらいいですか。(10代)
 →安定した腹式呼吸ふくしきこきゅう練習れんしゅうと、うつくしい音のイメージをもって良い練習を毎日つづけることがとても大事だいじです。(神奈川フィルスタッフ)

 

【音楽堂について】
・なぜ音の響きがよいのかホールの工夫をおしえてほしい(大人)
 →「響きが良い」とはどういうことか、を説明せつめいするのはなかなかむずかしいことですね。お風呂ふろの中のように音が長く響きすぎてもモヤモヤしてしまうし、短すぎると音がきれいにブレンドしません。また余計よけいかえりがあると一つ一つの音のつぶがよくつかめません。
音楽堂は「木のホール」の愛称あいしょうで知られる通り、舞台ぶたいから客席きゃくせきまですべてのかべ天井てんじょう独特どくとくなカーブをえがいた木でできていて、裏側うらがわには芯材しんざいとして数十センチ間隔かんかく木材もくざいが組み上げられています。コンクリートの建物たてものの中にすっぽりと木造もくぞう建築けんちくがおさまっているわけです。
国内こくないほかのホールでもかべ表面ひょうめんに木材をっているところは多いですが、芯材までというのは少ないので、これらの木が、残響ざんきょうが長すぎず、短すぎず、クリアで芯がしっかりしながら適度てきどに柔らかい独特どくとくの響きを出していると思われます。建築中には何度も音響おんきょう実験じっけんを行ったそうです。
また音楽堂は、日本初の本格的ほんかくてき公立こうりつ音楽ホールだったので周囲しゅうい期待きたいも大きく「オペラをえんじるには舞台うらが小さい」など、建築中に様々なご意見いけんもあったようですが「あくまでコンサートホールにてっする」という方針ほうしんつらぬいたということも良かった、と言われています。(音楽堂スタッフ)

 

説明せつめいさいに「音の響きがどこにいてもあまり変わらない」と聞いたのですが、それはなぜですか。(10代)
 →音楽堂をつくるときに「すべてのせきから舞台が良く見えるよう、舞台をひくくし、ゆか段々だんだんにするように」「客席きゃくせきと舞台がなるべくひとつになった感じがするように」と工夫したそうです。
よく見えるからよくこえるとはかぎりませんが、どの席にすわっている人も舞台に集中しゅうちゅうできることを大切たいせつにしてつくられたホールなのですね。また、音楽堂は、壁や天井てんじょう、その裏の芯まで木でできた「木のホール」なので、舞台で音を鳴らすと、客席もふくめてホール全体がひとつの楽器のように鳴る、というふうにできているのだと思います。(音楽堂スタッフ)

 

【感想】
〈神奈川フィル〉
・上手に演奏するのがすごかったです。私もやってみたいです。(8才)
・これからも良い演奏を期待きたいしています。(大人)
・指揮者が明るく説明してくださってよかったです。(大人)
・子どもにとって初めての生演奏を聴けて大変いい経験けいけんになりました。今後もこういう機会きかいを作ってほしいです。(大人)
 

〈音楽堂〉
・建築の保存ほぞん大変たいへんですが維持いじ管理かんりしてください。(大人)
・とても音がよく響いて素敵でした。(大人)
 


たくさんの質問しつもんをありがとうございました。
こどものための公開リハーサルは、来年度も行う予定よていです。
決まり次第しだいホームページでお知らせします。おたのしみに!
 

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