子どものための公開リハーサル(1月7日)にお越しくださり、ありがとうございました。
いただいたご質問にお答えします!
【オーケストラの楽器について】
・管楽器はどうやって吹くの?(7才)
→長い管に息を吹き込んで音を出します。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・どうしてバイオリンの人はたくさんいるんですか?(8才)
→ヴァイオリンは1本だと音が小さいので、たくさん一緒に演奏することで音を大きくしています。
(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・弦楽器はなんで管楽器より多いのですか?(13才)
→弦楽器のほうが管楽器よりも音量が小さいため、楽器の数を多くして音量を大きくして
管楽器とのバランスを取っています。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・金管楽器と太鼓だけなんで少ないのですか?太鼓だけなんで指揮者から離れているんですか?(9才)
→演奏に必要な楽器の種類は、曲によって変わります。なので、今回(1月9日)演奏した曲では
金管楽器と太鼓をあまり必要としなかったのですね。
楽器を置く場所については、全体のバランスを考えて大きな音の出るものは後方にあるなど決まった形があり、
太鼓はオーケストラの後側(つまり、指揮者より離れた場所)に置きます。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・なぜ大きな音を出せるのですか?(7才)
→大きな音を出せるように練習をしたからです。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・ホルンがメロディで登場する曲は少ないのですか?(10代)
→そんなことはありません!チャイコフスキーの交響曲第5番の2楽章では美しいメロディーを演奏しています。
モーツァルトが書いた5曲のホルン協奏曲もあるんですよ!(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・どんな楽器を使っているのか知しりたい(8才)
→ こちらを見るといいですよ!
(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
【オーケストラのリハーサル、スタイル、指揮について】
・なぜ音楽隊が半円になっているの?なぜ直線にしないのですか?(10才)
→直線にすると、指揮者から遠くの人の顔が見えなくなってしまうので半円になっています。
(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・指揮者に言われたことを譜面に書き込みってするのですか?(12才)
→言われたことを全部書いているわけではないですが、特に大事なことは書き込みをしています。
特に、楽譜に書いてあることと違うことをするときには必ず書き込みをします。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・1つの曲を演奏する人数は何人ですか?(13才)
→1人から1000人以上(!)います。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・なぜ指揮者がいる時といない時があるんですか?(8才)
→どのような曲・演奏をしたいかで変わります。指揮者がいなくてもできること、指揮者がいないとできないこと、
指揮者がいないほうができることがあるのです。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・今日は指揮者がおらず、ピアノの方が演奏のフィードバックや指示をしていましたが、指揮者の方と意見が異なることなどないのでしょうか?本番の指揮者の方が「こう演奏してほしいのに」と思うようなことがおきたりしないのかが気になりました。(30代)
→モーツァルトが生きていた時代には、演奏家が指揮者の役割を兼ねることが多くありました。
今回の公演はその時代の慣習に倣い、ピアニストが指揮者を兼ねていたので、問題がありませんでした。
(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・客席で楽譜を見ていた人は何をやっていたのですか?(9才)
→彼は「副指揮者」と言って、オーケストラの音量のバランスなどを聴いて
オーケストラにアドバイスをしています。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・リハーサルではいつも神奈川県立音楽堂をつかっていますか?(12才)
→神奈川フィルハーモニー管弦楽団は、いつもは「かながわアートホール」でリハーサル
をしています。「音楽堂シリーズ」という公演は、本番の前日に神奈川県立音楽堂で
リハーサルをしています。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
【ホール・音楽堂について】
・舞台裏はどのようになっているのですか?(11才)
→舞台裏は、指揮者・演奏者が休憩時間に過ごす「楽屋」という部屋や楽器を用意する
スペースがあります。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・なぜ音が響くんですか?(10才)
→ホールで出た音は、ホール内の壁にぶつかっていろんな方向にはねかえります。
このことを音が響く、というんですね。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・会場によって音の響きが違ってくると思います。同じ曲でも会場によって弾き方や音量を変えたりすることはありますか?
神奈川県立音楽堂の特徴を知りたいです、(30代以上)
→会場、曲によって演奏の方法はまったく違ってきます。演奏者個人の経験で使い分けていますが、
最終的な方向性は指揮者が決めます。
神奈川県立音楽堂は、舞台上の音がまろやかに混じり合う響きと楽器個別の音が直接
耳に届く面と両方の特徴をあわせもったホールです。
特に同じ木でできた弦楽器との相性は抜群です。
(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・音楽堂には何楽団くらい来たことがあるんですか?(8才)
→音楽堂はオーケストラだけでなく合唱団やもっと小さなグループなど、色々な人たちが演奏しています。
68年以上の歴史があるので正確には数えられませんが、オーケストラだと
少なくとも100以上の団体が演奏しています。(音楽堂館長)
【オーケストラ団員・演奏家について】
・毎日音楽の練習をしていますか?(9才)
→はい!毎日練習をしています。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・1日どれくらい練習をしているのですか?(7才)(9才)
→人それぞれですが、1時間から6時間くらいの間です。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・ピアノの人は指揮もしてたけど大変じゃないでしょうか。(指揮者がいない?)(9才)(13才)
→大変みたいです!今回はピアニストが指揮者の役割も行「弾き振り」というスタイルでした。
(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・ピアニストの方がとても長い曲の中で改善点を話されていましたが、全て暗記して話しているのですか?(13才)
→あらかじめ、紙に書いてそれを見ながら話をしていました。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・本日は40名ほどの演奏者とのことでしたが、神奈川フィルには総勢で何名ぐらいいるのでしょうか。演奏会によって出演する人が決まるということでしょうか、(40代)
→総勢で約70名の演奏家がいます。この中には短期契約の演奏家さんもいます。
出演する人数は、演奏する曲によって変わるので、最小は1人、
多くなると120名以上になることもあります!(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・好きな歌はなんですか?歌や楽器は好きですか?いつから音楽家になったのですか?(8才)
→人それぞれ違いますが、子どもの頃から楽器の演奏を始めた人が多いです。
(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・どうして音楽を演奏するの?(9才)
→音楽を演奏して、たくさんの人に音楽を聴く幸せを届けたいからです。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・今日のピアノの方や指揮者を「選ぶ」とおっしゃっていましたが、神奈川フィルのメンバーではないのですか?神奈川フィルの方はこれがお仕事なのでしょうか?どうやったら入れるのですか?(40代)
→指揮者やソリストとして演奏する方は、団体には所属せずフリーの方がほとんどです。
なので、演奏会を企画するたびに「今回はどの方にお願いしようか」と頭をひねっています。
演奏者としてオーケストラに入るには、不定期に募集がある「オーディション」に挑戦をして、
演奏・人柄をオーケストラのメンバーに認めてもらう必要があります。
スタッフについては、これも不定期に募集を出しますので、神奈川フィルの
ホームページ等をチェックいただければ幸いです!(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・私はピアノ発表会で緊張してしまいますが、緊張しないで演奏する方法があったら教えてください。(9才)
→緊張をなくすよりも、緊張に手伝ってもらって良い演奏ができる方法を考えてみるといいかもしれません。
例えば、演奏前に誰かとハイタッチをするようにするとか。。。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
【オーケストラのスタッフについて】
・関係者は何人ですか?(8才)
→スタッフの人数は20人です。(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ)
・企画の鎌形さんもやはり音楽をする演奏家なのでしょうか。このような仕事になるきっかけも知りたいです。(40代)
→音楽大学には通っていましたが、演奏家ではありませんでした。
元々は横浜市の文化施設で勤務をしていましたが、ご縁をいただいて、
大好きなオーケストラで働かせていただくこととなりました。
(神奈川フィルハーモニー管弦楽団スタッフ 鎌形)
他にも多くの質問をいただきました。ありがとうございます!
回答できなかった方、ごめんなさい。
来年度も「子どものための公開リハーサル」を開催するかも!?
その時はまた是非お越しください。音楽堂で待っています!