東京楽所

「華の宴」初演時*今回は舞付きで上演。(写真:青柳聡)

佐々木冬彦

第20回神奈川国際芸術フェスティバル

音楽堂で聴く雅楽

  • 日時 2013/10/12(土) 15:00 開演 (14:30 開場)
  • 会場 ホール
  • KAme
    先行
    2013/6/15(土)
  • 一般発売 2013/6/22(土)
  • お問い
    合わせ
    神奈川県立音楽堂業務課 045-263-2567(9:00~17:00 月曜休館)

1200年の伝統を持つ雅楽。さまざまな時代を経た今もなお、鮮やかな音響と色彩に満ちた舞台は私たちの耳目を魅了します。またその音楽的な豊かさは、現代の作曲家をして新たな創作へと向かわせる力ともなっています。そんな雅楽の世界と出会っていただこうと、本公演では、解説を交えながら、古典と現代の両作品をお楽しみいただきます。また、華道家・假屋崎省吾氏が舞台上に「花」をしつらえ、雅楽と共演するという楽しみも。秋のひととき、木のホールのクリアな音響空間で、伝統の魅力をたっぷりとご体験ください!

東京楽所(管絃と舞楽) 佐々木冬彦(箜篌/くご) 石井眞木「飛天生動(ひてんせいどう)」 佐々木冬彦作曲 箜篌、雅楽、舞のための「華の宴(はなのうたげ)」 古典舞楽「胡飲酒(こんじゅ)」「萬歳楽(まんざいらく)」「長慶子(ちょうげいし)」東京楽所 1970年代宮内庁楽部楽師によって結成された紫絃会を前身として、1978年、宮内庁式 部職楽部のメンバーを主体に累代の楽人に併せて、民間の優秀な雅楽奏者も含めて創 立。芸術音楽としての雅楽演奏を目的として結成された、現在わが国最大規模の高い 芸術性を有する雅楽団体である。 1983年、外務省の招請により文化使節としてヨーロッパ各地で公演、86年、エジプ ト・カイロ公演、87年、米国において日本伝統使節団に参加など世界的な活動を展開 している。十数枚のCDを制作し、雅楽の普及にも努めている。 佐々木冬彦 東京芸術大学作曲科修士課程修了。作曲を松村禎三、黛敏郎他の各氏に、ハープを篠崎史子氏に師事。現在は作曲家、ハープ奏者、また復元された古代の大型ハープ「箜篌」の演奏家として国内や海外での公演、音楽祭、録音等に数多く出演している。90年~93年、白根桃源郷ハープ・フェスティバル音楽監督。92年から99年まで文化学院芸術専門学校講師。95年福井ハープ音楽賞受賞。ハープ・ソロ・アルバム「主よ人の望みの喜びよ」「祈り・音楽・海」「レザレクション・ウィズ・ユー」発売中。2012年2月にニューヨークで開いたリサイタル「箜篌の響き」(MFJ公演)はNYタイムズ紙に高く評価された。 >>箜篌(くご)  正倉院に伝えられる古代楽器。西域から伝わったアングラーハープ(規矩型ハープ)。日本には奈良時代に渡来。正倉院に現存するものは破損した状態で保存されてきた。この残欠をもとに、考証の上復元し、現在、演奏に使われている。 全長約2メートル。桐の丸太材をくり抜いた槽と脚、堅木(柿、桑)を棒状に削りだした腕木からなり、槽と腕木の間を支柱で支え、23絃の絹糸が張られている。1本の腕木に張られた23本の絃は、いはば運命共同体で、各絃の緊張度の強さは腕木の弾力にゆだねられている。調絃は絃の張力と腕木のたわみ具合で決まり、音列は自然倍音列になる。短い絃(高い音)ほど張力が強く、高く強い音を響かせるのに対し、長い絃(低い音)になるほど張りはゆるくなり、ビョンという滲んだような弱い響きを発する。また、絃の上方と下方ではその響きが異なる。調絃の不安定さはまさに演奏者泣かせだが、ひとつの楽器からさまざまな音の情報が発信できるのが魅力である。 絃を組紐で留めるタイプ(縧軫(じょうしんの)箜篌(くご))と、ペッグで留めるタイプ(轉軫(てんじんの)箜篌)があり、今回は後者を使用。

チケット

当日券
14:00より音楽堂正面受付にて販売します。

一般4,500円 学生(24歳以下)2,000円
チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2013/6/15(土) ~2013/6/21(金)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2013/6/22(土)

チケット料金
一般4,500円 ペア券(お二人様で)8,000円 学生(24歳以下)2,000円 ※当日券は14:00より音楽堂正面受付にて販売。 ※ペア券は取扱い枚数を終了しました。
主催 神奈川県立音楽堂[公益財団法人神奈川芸術文化財団]
助成
芸術文化振興基金

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