音楽堂ヴィルトゥオーゾ・シリーズ21

ハーゲン・クァルテット
Hagen Quartett

世界最高峰の弦楽四重奏団満を持して音楽堂に登場!乞うご期待。

  • 日時 2017/7/2(日) 14:00 開演 (13:30 開場)
  • 会場 ホール
  • KAme
    先行
    2017/2/4(土)
  • 一般発売 2017/2/11(土・祝)
  • お問い
    合わせ
    神奈川県立音楽堂業務課 045-263-2567(9:00~17:00 月曜休館)

チラシPDF(2.9MB)


♪当日券情報

公演当日13:00より販売予定。〔全席指定〕一般6,000円 学生(24歳以下)3,000円

 


 現代のクァルテット界を代表するハーゲン・クァルテット。デビューは1981年なので、すでに35年の歴史を持つ今や老舗といってよい団体である。音楽一家であるハーゲン家の4人の兄弟姉妹によって結成され、その後第2ヴァイオリンの交替はあったものの、設立当時からの一体感は35年経た今でも全く変わっていない。気心を知り尽くしているだけにお互いの息遣いに敏感に反応し合いながら血の通った音楽を紡いでいくのが彼らの身上であり、ヨーロッパの伝統様式をきちんと踏まえつつも、それに捉われすぎることなく、自在な発想とフレッシュな感性に発する広がりある表現を追求し続けてきた。とりわけ近年の彼らの演奏には、30年以上の活動の積み重ねの中で自ずと醸成されてきた円熟味が感じられる。今回取り上げられる曲はこれまで彼らが十八番としてきた作品ばかりで、それだけにいっそう最近のハーゲン・クァルテットの境地が浮かび上がってくることだろう。ショスタコーヴィチの第3番に秘められたシリアスな悲劇的意味合い、ベートーヴェンの第16番の達観した境地、シューベルトの「死と乙女」の暗い激情―今のハーゲン・クァルテットがそうした作品の特質にどうアプローチするのか、おおいに楽しみだ。そして何より神奈川県立音楽堂の持つ温もりあるホール音響は、親密な4人が音楽的感興を交感し合いながら演奏を作り上げていくこの団体ならではの美質を生き生きと伝えてくれるに違いない。

寺西基之(音楽評論家)

 


 

kanagawa ARTS PRESS 3-4月号 My Roots My Favorites「クレメンス・ハーゲン(チェロ奏者)」 

ルーカス・ハーゲン(第1ヴァイオリン) ライナー・シュミット(第2ヴァイオリン) ヴェロニカ・ハーゲン(ヴィオラ) クレメンス・ハーゲン(チェロ) ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調 作品73 ベートーヴェン/弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 作品135 *** シューベルト/弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810 「死と乙女」 Shostakovich:String Quartet No.3 in F major, op.73 Beethoven:String Quartet No.16 in F major, op.135 Schubert:String Quartet No.14 in D minor, D810 "Death and the Maiden" *出演者、曲目、曲順はやむを得ず変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。 未就学児童の入場はお断りいたします。 ハーゲン・クァルテット  1981年に結成されたハーゲン・クァルテットは、同年にロッケンハウス音楽祭で“審査員賞”と“聴衆賞”と呼ばれる大賞を受賞。翌年にはポーツマス弦楽四重奏コンクールで優勝し、続けてウィグモア・ホールにおけるロンドン・デビューを果たしている。また1983年にフランスのエヴィアン国際コンクール、ボルドー音楽祭、そしてカナダのバンフ・コンクールで立て続けに優勝した。  1984年にはザルツブルク音楽祭にデビュー、大成功を収めた。そして翌年にはドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、その後20年で約45枚のCDをリリースした。  ハーゲン・クァルテットにとって、ニコラウス・アーノンクール、ジョルジュ・クルターク、マウリッツィオ・ポリーニ、内田光子、ザビーネ・マイヤー、クリスチャン・ツィメルマン、ハインリッヒ・シフ、イェルク・ヴィトマンらとの出会いが、音楽的な視野を広げ、大きな財産となっている。  デビュー30周年となった2011年には世界各地でベートーヴェン・チクルスを行い、大成功を収めた。またミリオス・クラシックスで、モーツァルト、ウェーベルン、ベートーヴェン、グリーグ、ブラームスの作品を録音し、各国ですばらしい評価を得ており、権威あるドイツ・エコー賞の「アンサンブル・オブ・ザ・イヤー」を受賞。2012年にはウィーンのコンチェルトハウスの名誉会員に選出された。  最新CD(モーツァルトのK387とK458)は2016年のエコー賞(17-18世紀の室内楽作品部門)を受賞したほか、ディアパソンドール賞、ショック賞を受賞した。  2016/17シーズンはケルン、アムステルダム、ウィーン、フィレンツェ、東京などの世界主要都市で公演を行う。また2017年4月にはベルリンのピエール・ブーレーズ・ホールのオープニング公演に出演するほか、マドリッドでヴィトマンのクラリネット五重奏曲を世界初演する。  ザルツブルク・モーツァルテウム、バーゼルの音楽大学のほか、国際的なマスタークラスでも教師・指導者を務めるメンバーたちは、自身の経験を踏まえ、後進の指導にもあたっている。  2013年の半ばより、日本音楽財団より貸与されたストラディヴァリウス「パガニーニ・クァルテット」を使用している。  ルーカス・ハーゲン: 1727年製ヴァイオリン「パガニーニ」  ライナー・シュミット: 1680年製ヴァイオリン「パガニーニ」  ヴェロニカ・ハーゲン: 1731年製ヴィオラ「パガニーニ」  クレメンス・ハーゲン: 1736年製チェロ「パガニーニ」

チケット

当日券
13時から販売いたします。
〔全席指定〕一般6,000円 学生(24歳以下)3,000円
チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2017/2/4(土) ~2017/2/11(土・祝)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2017/2/11(土・祝)

チケット料金
〔全席指定〕一般6,000円 学生(24歳以下)3,000円 *チケットかながわ(TEL:0570-015-415)他、チケットぴあ、イープラスにて取扱い *シルバー(65歳以上)5,500円は、取扱い枚数を終了いたしました。 *シルバー・学生券は、チケットかながわのみで取り扱います。枚数に限りがあります。 -------------------------------------------------------------------------------------------- ◆セット券の販売は、終了いたしました。◆ 神奈川県立音楽堂では、一般発売に先駆けて、2つのセット券を発売します。 【1】ヴィルトゥオーゾ・シリーズ(室内楽)セット券 https://goo.gl/xCSQwk ●ナタリー・シュトゥッツマン コントラルト・リサイタル(声楽) ●ハーゲン・クァルテット(弦楽四重奏団) ●アンサンブル・ウィーン=ベルリン(木管五重奏団) 料金 15,300円(一般券を個別に購入するよりお買い得です。) 【2】モンテヴェルディ・セット券 https://goo.gl/3EwtTI ●「聖母マリアの夕べの祈り」 リナルド・アレッサンドリーニ指揮コンチェルト・イタリアーノ ●歌劇「ポッペアの戴冠」(演奏会形式) 鈴木優人指揮バッハ・コレギウム・ジャパン 料金 15,300円(一般券を個別に購入するよりお買い得です。) (両セット券ともに) *販売期間 2016年12月10日(土)10時~12月25日(日) *限定100セット(売切れ次第終了)。 *1回のお申込につき2セットまでに限らせていただきます。 <チケットかながわ>インターネットおよび電話、窓口にて取扱います。
主催 神奈川県立音楽堂[公益財団法人神奈川芸術文化財団]

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