音楽堂ヴィルトゥオーゾ・シリーズ20 モンテヴェルディ生誕450年記念特別公演

モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」
リナルド・アレッサンドリーニ指揮 コンチェルト・イタリアーノ

Monteverdi / Vespro della beata vergine  Rinaldo Alessandrini,direction Concerto Italiano

  • 日時 2017/6/3(土) 16:00 開演 (15:30 開場)
  • 会場 ホール
  • KAme
    先行
    2017/2/4(土)
  • 一般発売 2017/2/11(土・祝)
  • お問い
    合わせ
    神奈川県立音楽堂 業務課 045-263-2567(9:00~17:00 月曜休館)

チラシPDF(2.2MB)

♪当日券情報

公演当日15:00より販売いたします。〔全席指定〕一般8,000円  学生(24歳以下)5,000円


神奈川県立音楽堂がサン・マルコになる日~コンチェルト・イタリアーノの「ヴェスプロ」 那須田務(音楽評論)

 モンテヴェルディ記念年の今年は欧州各地で数々の関連行事が予定されているが、神奈川県立音楽堂でも2度にわたって魅力的なコンサートが行われる。その一つが、アレッサンドリーニ率いるコンチェルト・イタリアーノの《聖母マリアの夕べの祈り》だ。

 「音楽堂バロック・オペラ」でもお馴染みのビオンディの盟友でチェンバリストのアレッサンドリーニが、自らの声楽アンサンブル、コンチェルト・イタリアーノを結成したのが1984年。それからほどなくしてオランダの古楽祭で初めてかれらを聴いたときの衝撃は忘れられない。モンテヴェルディのマドリガーレ集だったが、イタリア語の発音の美しさは比類がなく、精妙なフレージングと音程で言葉と音の見事なまでの合致を聴かせた。確信と知性に満ち、高貴にして清冽、艶やかな香りすら漂わせるサウンドにはバロックの絵画や彫刻、建築物と同じ質感とともに、会場の空間をも作品ゆかりの場所に変容させる力があった。

 今回は、1610年にヴェネツィアで刊行された「ヴェスプロ」。バッハの「受難曲」や「ロ短調ミサ曲」に匹敵する宗教音楽の傑作だ。彼らにはすばらしいCD(海外盤ナイーヴ)がある。輝かしいばかりのラテン語の発音、合唱の部分も含めて各パート一人の声楽、精鋭揃いの器楽奏者が織りなす天上の響き。

 偉大なモンテヴェディが生まれて450年目の6月、神奈川県立音楽堂がヴェネツィアのサン・マルコになる!

 


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kanagawa ARTS PRESS 2-3月号 FOCUS<モンテヴェルディ生誕 450 年特別企画> 聖母と悪女―稀代の天才作曲家が残した二つの傑作 (文:川西真理)

リナルド・アレッサンドリーニ(指揮・音楽監督) コンチェルト・イタリアーノ ソプラノ soprano:Anna Simboli, Monica Piccinini テノール tenore:Andres Montilla, Gianluca Ferrarini, Valerio Contaldo, Raffaele Giordani バリトン baritono:Furio Zanasi, Marco Scavazza バス basso:Salvo Vitale, Matteo Bellotto ヴァイオリン violin:Nicholas Robinson, Laura Corolla コルネット cornetto:Josue Melendez, Doron Sherwin, Andrea Inghisciano トロンボーン trombone:Mauro Morini, David Yacus, Ermes Giussani テオルボ theorbo:Craig Marchitelli, Ugo Di Giovanni オルガン organ:Francesco Moi チェロ cello:Marco Frezzato ヴィオローネ violone:Matteo Coticoniモンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」 Monteverdi:Vespro della beata vergine *出演者、曲目、曲順はやむを得ず変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。 *未就学児童の入場はお断りいたします。◆リナルド・アレッサンドリーニ ハープシコード、フォルテピアノ、オルガンなどの鍵盤奏者、そしてコンチェルト・イタリアーノの創設者、音楽監督として、近年の音楽シーンにおいて重要な役割を果たしている。レパートリーは、イタリア音楽に重点がおかれ、17・18世紀におけるイタリアの音楽に、基本的な表現力とカンタービレ要素を再現しようとしている。定期的にコンチェルト・イタリアーノと共に世界各地の音楽祭での公演、ヘンデル、バッハ、スカルラッティ、ヴィヴァルディの演奏を行なっている。特に話題となった、モンテヴェルディ三部作(「オルフェオ」、「ウリッセの帰還」、「ポッペアの戴冠」)の演奏は、ミラノ・スカラ座、パリのオペラ・ガルニエでも上演され、大絶賛された。また、指揮者として、エイジ・オブ・エンライトメント管、スコティッシュ室内管、ノーザン・シンフォニア、フライブルク・バロックオーケストラ、モネ劇場オーケストラ、オーケストラ・トスカニーニ、ワシントン・ナショナル響、デトロイト響、サンフランシスコ響など、欧米の著名なオーケストラに招かれている。CDも多くリリースしており、その多くが高く評価され数々の賞を獲得している。 ◆コンチェルト・イタリアーノ モンテヴェルディやヴィヴァルディの演奏で世界的な名声を博している、イタリアのバロック合奏団。リナルド・アレッサンドリーニによって1984年に設立され、F.カヴァッリ作曲「カリスト」(ローマ)でデビューを果たした。以降、イタリアのバロック作品を多く演奏し、特にモンテヴェルディのマドリガーレの演奏、録音は、国際的にも高く評価されている。演奏活動は、イタリア国内のみならず、ユトレヒト音楽祭、オールドバラ、ウィーン、アムステルダム、ブリュッセル、マドリッド他のスペイン各都市、オスロなどの北欧都市、パリ他のフランス各都市、ドイツ各地、ニューヨーク、ボストンなど、世界の主要都市で活躍している。また、ナイーヴ・レーベルにおいて多くの録音を行なっており、いずれも高評を獲得している。1994年、1998年、2002年、2004年には、グラモフォン賞を受賞し、中でも1998年は、イタリアの合奏団として、唯一のノミネートであり、3つの賞を受賞した。また、2004年には、バロック部門でベスト・レコーディング賞に輝いた。2002年にはその活動が認められ、イタリアの批評家賞であるプレミオ・アッビアーティ賞を受賞した。

チケット

当日券
15:00より販売いたします。
〔全席指定〕一般8,000円  学生(24歳以下)5,000円
チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2017/2/4(土) ~2017/2/11(土・祝)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2017/2/11(土・祝)

チケット料金
〔全席指定〕一般8,000円  学生(24歳以下)5,000円 *チケットかながわ(TEL:0570-015-415)他、チケットぴあ、イープラスにて取扱い *シルバー(65歳以上)7,500円は、取扱い枚数を終了いたしました。 *シルバー・学生券は、チケットかながわのみで取り扱います。枚数に限りがあります。 -------------------------------------------------------------------------------------------- ◆セット券の販売は、終了いたしました。◆ 神奈川県立音楽堂では、一般発売に先駆けて、2つのセット券を発売します。 【1】ヴィルトゥオーゾ・シリーズ(室内楽)セット券 https://goo.gl/xCSQwk ●ナタリー・シュトゥッツマン コントラルト・リサイタル(声楽) ●ハーゲン・クァルテット(弦楽四重奏団) ●アンサンブル・ウィーン=ベルリン(木管五重奏団) 料金 15,300円(一般券を個別に購入するよりお買い得です。) 【2】モンテヴェルディ・セット券 https://goo.gl/3EwtTI ●「聖母マリアの夕べの祈り」 リナルド・アレッサンドリーニ指揮コンチェルト・イタリアーノ ●歌劇「ポッペアの戴冠」(演奏会形式) 鈴木優人指揮バッハ・コレギウム・ジャパン 料金 15,300円(一般券を個別に購入するよりお買い得です。) (両セット券ともに) *販売期間 2016年12月10日(土)10時~12月25日(日) *限定100セット(売切れ次第終了)。 *1回のお申込につき2セットまでに限らせていただきます。 <チケットかながわ>インターネットおよび電話、窓口にて取扱います。
主催 神奈川県立音楽堂[公益財団法人神奈川芸術文化財団]

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