音楽堂室内オペラプロジェクト関連事業
昭和音楽大学公開講座「古楽の音楽づくりを体験する」
2025年2月に神奈川県立音楽堂で開催するオペラ『オルフェオ』を広く知っていただくために、県内のさまざまな施設で関連企画を開催します。
昭和音楽大学との連携講座であるこちらの企画には、アントネッロ主宰の濱田芳通が出演。初期バロックの音楽を題材に、音楽の変遷、古楽の奏法について実演を交えてお話します。
- 日時 2024/12/21(土) 14:30 開演 (14:00 開場)
- 会場 昭和音楽大学 南校舎 スタジオ・ブリオ
- 料金 無料【要申込・先着順】
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お問い
合わせ 神奈川県立音楽堂(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団) 045-263-2567(9:00-17:00 月曜休館)
オペラ黎明期、即ち「オルフェオ」が上演された17 世紀初頭の演奏スタイルを語る上では、クラウディオ・モンテヴェルディと同時代に活躍した作曲家ジュリオ・カッチーニの「新音楽 Le Nuove Musiche」の序文が大きな手本となる。今回の公開講座ではカッチーニからモンテヴェルディまで、 17 世紀初頭(初期バロック)に活躍した作曲家とその作品を題材に、音楽の変遷、古楽奏法について、古楽器を使用したアンサンブルのデモンストレーションを交え講義する。
大胆かつ生き生きとした即興性溢れる演奏でこれまでの古楽のイメージを払拭し、近年多数の音楽賞を受賞している濱田芳通。時代やジャンルを問わず全ての音楽に通じる取り組みの根源を、講義から垣間見る!
プロフィール
濱田 芳通(リコーダー)
我が国初の私立音楽大学、東洋音楽大学(現東京音楽大学)の創立者を曾祖父に持ち、音楽一家の四代目として東京に生まれる。リコーダーとコルネット(ツィンク)のヴィルトゥオーゾとして唯一無二の存在感を放つ。その生命力溢れる自由な演奏は、古楽本来のスリリングな魅力を彷彿させる。国内外においてCD録音多数、いずれも高い評価を受けている。2008年よりバロック・オペラを指揮し、これまでにレオナルド・ダ・ヴィンチが関わったとされる詩劇『オルフェオ物語』の蘇演(本邦初演)、モンテヴェルディの3大オペラ『オルフェオ』『ウリッセの帰還』『ポッペアの戴冠』、カッチーニ『エウリディーチェ』(本邦初演)、ヘンデル『ジュリオ・チェーザレ』など、オペラ創成期からバロックに至る初期のオペラ作品を精力的に取り上げている。
著書『歌の心を究むべし』(アルテスパブリッシング)
古楽アンサンブル「アントネッロ」主宰
鈴木 美登里(ソプラノ)
京都市立芸術大学声楽科大学院修了。オランダに渡りグレゴリオ聖歌からバロック期に至る声楽とアンサンブルを学ぶ。留学中より国内外の古楽グループのソリストとしてコンサートツアー及び録音に参加。2000 年に帰国。初期バロック期の声楽曲及びマドリガーレの研究に力を注ぎ、コンサートや講習会など積極的な活動を展開。主宰する声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」はモンテヴェルディのマドリガル集全曲演奏&録音のプロジェクトを2018年に完結。
曽根田 駿(チェンバロ)
愛媛県松山市出身。 東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。 2015年より渡仏しリヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻、古楽ハープ専攻で演奏家ディプロマを取得した。2020年に同校のチェンバロ(通奏低音/コレペティ)専攻修士課程を修了し完全帰国した。2020年度フランス音楽芸術著作権管理協会アダミADAMI より奨学金を受ける。現在は中島恵美とのデュオ「イ・フィラトーリ・ディ・ムジカ」を中心に活動し、2023年6月に1st.アルバム『ラ・スプレッツァトゥーラ』をリリースした。2種類の楽器の奏者として「アントネッロ」、「アンサンブル・アカデミア・ムジカ」をはじめとする様々なアンサンブルとも共演を重ねている。
公式ホームページ:https://www.i-filatori-di-musica.com/
スケジュール
開場14:00
開始14:30(16:10終了予定)
チケット
チケット料金 |
無料【要申込・先着順】 定員に達したため、申込受付を終了いたしました。 なお、追加募集はございませんので、ご了承ください(12/10)。 *未就学児の入場はご遠慮ください。 *会場は昭和音楽大学 南校舎 スタジオ・ブリオ(神奈川県川崎市麻生区上麻生 1-11-1)です。神奈川県立音楽堂ではありませんので、ご注意ください。 |
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主催 | 昭和音楽大学、神奈川県立音楽堂(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団) |
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助成 |
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
一般財団法人地域創造 公益財団法人朝日新聞文化財団 |
本公演情報