音楽堂ヘリテージ・コンサート 関連企画
街なかトークカフェ #シューベルト
いかなる意味で“歌曲集”なのだろうか?――作曲家の心の奥にせまる
講師 堀 朋平(音楽学者)
イアン・ボストリッジ/シューベルト「白鳥の歌」が何倍も味わい深くなる講座。
講師はシューベルトやベートーヴェンなどに関する著作のほか、多角的な文化・芸術への見識をもとに音楽への新しい扉を開く研究で知られる堀朋平さんです。
一杯のコーヒーとともに、この秋、その世界へ旅してみませんか。
- 日時 2023/11/3(金・祝) 10:30 開演 (10:00 開場)
- 会場 神奈川県立音楽堂 ホワイエ
- 料金 参加費:2,000円(ドリンク付・税込)
- 一般発売 2023/8/1(火)
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お問い
合わせ チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)
講師からのメッセージ
シューベルトが最晩年に遺した《白鳥の歌》は、3つのパートに分けて考えることができます。
他界したばかりの先輩ベートーヴェンへの強い意識のもと、「愛」とその不在をつづった物語。
徹底して心の内面に降りてゆく「痛み」の旅。
そして出版社がその後につけた「愛」の追伸――。
それは、滅びを前にした切ない声でしょうか? それとも、「愛と痛み」のあいだを永遠にただよう享楽のドキュメントだったのでしょうか?
希代のシューベルト歌手=ボストリッジの録音も聴きながら、皆さんと共に考えてみたいと思います。
講師プロフィール
堀 朋平(音楽学者)
1979年生まれ。
住友生命いずみホール音楽アドバイザー。
国立音楽大学・九州大学ほか非常勤講師。国立音楽大学大学院修士課程修了、東京大学大学院博士後期課程修了(文学博士)。
専門は美学・音楽学。
著書『わが友、シューベルト』(アルテスパブリッシング、2023年)、『〈フランツ・シューベルト〉の誕生――喪失と再生のオデュッセイ』(法政大学出版局、2016年)。編著『バッハ キーワード事典』(春秋社、2012年)。訳書にバドゥーラ=スコダ『新版 モーツァルト――演奏法と解釈』(共訳、音楽之友社、 2016年)、近代の音楽聴取の変化をダイナミックにたどるボンズ『ベートーヴェン症候群』(共訳、春秋社、2022年)など多数。
アーティストや他分野の知と交わる“ひらかれた”音楽研究をめざしつつ、レクチャーコンサートも積極的におこなっている。
福岡在住。圧倒的インドア派。好きな映画第1位“The hours”(2002年、邦題『めぐりあう時間たち』)。最近の好きなTVドラマ『コントが始まる』(2021年)。
スケジュール
12:15頃終了予定
休憩あり
チケット
当日券 |
10:00より販売開始予定
2,000円【ドリンク付・税込】 高校生以下無料(枚数限定) |
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チケット発売日 |
一般:2023/8/1(火) |
チケット料金 |
2,000円(ドリンク付・税込) 高校生以下無料(要事前申込) *引取方法により手数料がかかります。 *未就学児の参加はご遠慮ください。
【音楽堂ヘリテージ・コンサート年間セット券ご購入者様特典!】 *要事前申込(8月1日10:00~チケットかながわにて受付)引取方法により発券手数料等がかかります。 *年間セット券1セットにつき、11/3#シューベルトおよび、1/24#J.S.バッハそれぞれお一人様まで。 *当日、年間セット券をご提示いただく場合がありますので必ずご持参ください。 |